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「国際科学広報に関するワークショップ2015」においてセッション「なぜ国際科学広報をするのか」を開催(2015/3/19)

 平成27年3月19日~20日、沖縄科学技術大学院大学が主催となり「国際科学広報に関するワークショップ2015」が、大学研究力強化ネットワーク(国際情報発信タスクフォース)の協力によって開催された。大学研究力強化ネットワーク参加校を中心に、全国の大学や研究機関から、広報を担当するURAなど100人あまりが参加し議論を行った。
 その中で、本ネットワークは、「国際科学広報の目的 なぜ国際科学広報をするのか」を議論するセッションを担当。小泉周特任教授(自然科学研究機構)の司会のもと、ユアン・マッカイ特任研究員(東京大学)、三代川典史シニアURA(広島大学)、倉田智子特任助教(自然科学研究機構基礎生物学研究所)、岡田小枝子広報室長(高エネルギー加速器研究機構)がパネルディスカッションを行い、会場からも活発な議論を得て、以下のまとめを作成し公開することとした。
 参加者は、こうした議論をそれぞれの大学・研究機関に持ち帰り、国際広報戦略についてさらなる検討を行うとともに、今後も情報共有を行っていくことを確認した。

(セッションにおける議論のまとめ)
「日本の大学や研究機関における国際科学広報の目的とは?」

 日本の大学や研究機関にとって、国際化は喫緊の課題となっているが、日本の大学や研究機関の国際的な知名度は、実際の研究力等に比して、決して高くない。
 正当な評価を受けるためにも、まず、大学や研究機関の国際的なブランドイメージの確立、それに伴う知名度及びReputationの向上は重要である。それによって、国際的な研究者や大学生・大学院生などの人材確保、国際共同研究の推進など様々な面での進展が期待できる。また、海外の現地での認知度の向上は、フィールド調査などを伴う国際共同研究や大型プロジェクト推進にとって、大きな後押しとなる。
 さらに、研究者の研究活動の評価にとっても、いまや既存のメディアをしのぐ視聴者数のあるソーシャルメディア等を用いた国際的な情報発信は、Altmetricsを用いた研究評価などに寄与する可能性も無視できない。
 このように、大学や研究機関における国際科学広報は、組織にとっても研究者個人にとっても、その活動を国際的に広め、研究力を高め、正当な評価を受ける重要な手段であるといえる。
 そのためにも、大学や研究機関においては、それぞれの経営指針に照らした広報目標、対象、手法の設定について、今後のさらなる検討が必要である。



写真提供:沖縄科学技術大学院大学



写真提供:沖縄科学技術大学院大学



(2015.3.27)