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平成26年度第2回大学研究力強化ネットワーク・カンファレンスを開催(2015/2/2開催)

 平成27年2月2日、熊本大学が座長となり、平成26年度第2回大学研究力強化ネットワーク・カンファレンス「研究インパクトと大学プロファイリングについて」を東京都内会議室にて開催した。参加校は15校におよび、約40名の出席があった。
 はじめに、熊本大学の檜山隆 大学院先導機構 卓越教授(自然科学系国際共同研究拠点 拠点長)より開催の主旨と今回のテーマ、特に「オルトメトリクス」に関して大学の研究評価の新たな指標としての可能性についてご指摘があった。
 講演では、まず、文部科学省 科学技術・学術政策研究所の林 和弘氏より、オルトメトリクスとは何かと、その背景について、総論的な概説があった。論文引用度指数などとは違うオルトメトリクスの特徴や、その誤解などのポイントについて、丁寧な解説をいただいた。
 また、Nature Publishing Groupの宮入暢子氏より、あらたにβ版として公開されたNature Indexについて、その設計の背景や、主要ジャーナルに掲載された論文数のみを用いて大学・研究機関をプロファイルするという新たな試みについて解説していただいた。
 本カンファレンスを通じて、これまでの既存の論文引用度指数などとは異なる研究評価指標として、大学の研究力強化を目的としたオルトメトリクスの活用について、より具体的な知識を共有することができた。


檜山 隆 先生


林 和弘 先生


宮入 暢子 先生




以下、カンファレンス概要ならびに講演要旨
(概要)
研究インパクトと大学プロファイリングについてのカンファレンスを開催いたします。これまで論文数とその被引用数が中心であった研究インパクト評価に新たな側面を与えるオルトメトリクスについて概観するとともに、昨年11月にベータ版が公開されたNature Indexを例とした大学プロファイリングの動向について、以下の要領で講演および質疑応答を行います。

1.「オルトメトリクスが生まれた背景と多様になった研究インパクト指標の可能性」
講演者 NISTEP(文部科学省 科学技術・学術政策研究所) 林 和弘 様

Web基盤を活用した学術情報流通の変革は研究活動に様々な影響を与え、電子ジャーナル化によって情報伝達効率が飛躍的に向上しただけでなく、研究成果のあり方や研究のインパクトを定量的に測定する手段についても新しい可能性をもたらしている。本発表では論文数や被引 用数による研究インパクト測定の現状、ならびに、それを補完する可能性を持つオルトメトリクスが生まれた背景と現状について解説を行う。

(講演資料)

2.「Nature Index開発の背景と大学プロファイリングの動向」
講演者 Nature Publishing Group 宮入暢子

近年、大学ランキングは単純な数値による序列から、より複雑に各種のデータ要素を組み合わせた大学プロファイリングの様相を帯びている。論文数やその被引用数は今なおランキングデータの中核を成す一方、各提供者は広範囲からのデータ収集をランキングの包括性の根拠としている。本発表では、Nature Indexベータ版の開発経緯について解説し、ごく少数(68誌)のジャーナルに掲載された論文数のみを用いて大学・研究機関をプロファイルするという新たな試みについて解説する。

(講演資料)



(2015.2.10)